いったん化膿すると、傷の治りが遅くなるばかりか、周辺の部位に感染が広がったり、体の抵抗力が低下している場合は敗血症など全身の疾患につながるおそれもあります。
膿が出るのはなぜ?
原因 膿は、炎症が起こることで生じます。 主に細菌への感染が原因となりますが、ウイルスや花粉などの異物が原因となる場合もあります。 初めに感染が起こった部位のみで膿が生じることもあれば、感染が周りに広がって、元の感染部位とは離れた場所に膿がたまることもあります。
膿が出たらどうする?
血が止まったら、絆創膏などで傷口を保護します。 化膿している傷や、感染のおそれがあるときは、消毒薬の使用・もしくは傷用軟膏で保護することが効果的です。 化膿している場合、消毒後に抗生物質配合の皮膚用薬を使いましょう。
擦り傷 膿 どうする?
軽度の化膿であれば、石鹸で洗浄してください。 洗浄後、抗生物質が配合された市販薬を塗りましょう。 消毒液を使うより、石鹸と水道水で洗う方が清潔です。 消毒液は細菌だけではなく、体から出る傷を治す成分(浸出液)も破壊してしまう可能性があります。
化膿してるかどうか?
傷の周りに黄色や緑色っぽいどろっとした液体が見られる、腫れている、赤くなっているなどの症状が見られる場合は、細菌が感染している可能性があります。 少しでも化膿しそうなサインが見られた場合は、迷わず化膿止めを使用しましょう。 湿疹など皮膚の炎症が起きている場合も、皮膚のバリアは弱くなっています。