「脳梗塞、脳出血が治りました」とおっしゃる方がいますが、実はこれは間違いです。 一度でも起こった脳梗塞・脳出血・脳挫傷などは脳内で傷痕となり治ることはありません。 急所を外れた病変は脳の腫れが収まると症状が消えることがあり、病気が治ったと誤解されます。
脳出血の生存確率は?
脳の動脈が破綻して、脳の中に出血を起こす病気です。 脳出血の死亡率は約10%で、生存者の約70%に神経学的後遺症が残ります。 原因で一番多いのが高血圧症で60%です。
脳出血の平均余命は?
以上から、脳出血を起こした人の平均的な余命は12年程度であり、それ以上生きながらえる方は少ないこと、さらに高齢の人ほど余命が短いこと、また発症してからの期間が短いほど再発して亡くなる確率が高いことがわかりました。 またその生存率は、過去10年間で大きな変化がないこともわかりました。
脳出血 回復期 いつから?
脳卒中発症から2カ月以内であれば、回復期リハビリテーション病院(同じ病院の中にあれば病棟)に移り、集中したリハビリテーションを受けることができます。 リハビリテーションは1単位20分として、回復期リハビリテーションでは最大9単位(3時間)、土日休みなく実施することが推奨されています。
脳出血 いつまで?
脳出血は1日の内で血圧がもっとも高くなる朝10-12時頃に突然発症することが多く、発症から1-6時間ぐらいのうちに出血は止まりますが、30%は重症で、発症から一時間程度で意識障害が進行し、死に至るものもあります。