出血が起こると、頭痛や麻痺が症状として見られます。 具体的には、体の半身が麻痺を起こす「片麻痺」や、顔の片側がゆがんでしまう「顔面神経麻痺」などが挙げられます。 被殻に次いで多い(30%程度)のが、視床と呼ばれる部位の血管が破れて起こる脳出血です。
脳出血後 何年生きる?
以上から、脳出血を起こした人の平均的な余命は12年程度であり、それ以上生きながらえる方は少ないこと、さらに高齢の人ほど余命が短いこと、また発症してからの期間が短いほど再発して亡くなる確率が高いことがわかりました。 またその生存率は、過去10年間で大きな変化がないこともわかりました。
脳出血 いつ起こる?
脳出血は1日の内で血圧がもっとも高くなる朝10-12時頃に突然発症することが多く、発症から1-6時間ぐらいのうちに出血は止まりますが、30%は重症で、発症から一時間程度で意識障害が進行し、死に至るものもあります。
脳出血の直し方は?
高血圧性の脳出血(脳内出血)の治療は、出血量が少なく、症状が軽度の場合には薬の内服で治ることが期待できます。 しかしながら、出血量が多く頭蓋内圧亢進を来していたり、血腫による圧迫により神経症状を呈していたりする場合には、緊急に外科手術を行い、血腫を除去する必要があります。
脳出血の危険性は?
血圧が高いほど脳出血の危険度は増し、喫煙や過度のアルコール摂取、精神社会的ストレスなども危険因子であるという報告があることや、運動によりリスクを軽減できるといった報告があることから、生活習慣に密接に関わった疾患であることがわかります。