また太い脳血管がつまることが多いので症状も重い場合が多いと言えます。 脳細胞は血液が途絶えてすぐに死に至るわけではなく、一定の脳虚血(血が足りない状態)を経て死に至ります。 一般的に発症から3~6時間を経過して死に至ると言われており、それより前に早期診断をして治療に進めば脳細胞を助けることができる可能性があります。
脳梗塞の危険性は?
脳梗塞を発生させる危険因子には、高血圧や不整脈(心房細動)、糖尿病、喫煙、肥満などがあります。 高くなった血圧や乱れた血流が血管を傷つけて血栓をつくり、血管はしだいに硬くなっていきます。 そうしてできた動脈硬化が、脳梗塞を起こします。 メタボリックシンドロームも脳梗塞の危険因子の一つです。
脳出血の死亡率は?
脳出血の死亡率は約10%で、生存者の約70%に神経学的後遺症が残ります。 原因で一番多いのが高血圧症で60%です。
脳梗塞になったらどうなるの?
脳梗塞では脳血管が狭まったり、塞がれたりすることで脳神経細胞に血液がいかなくなり、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能障害、意識障害などのさまざまな症状が起こります。 脳に大きなダメージを与える脳梗塞は、治療後も後遺症として残ったり、数年のうちに再発したり……、さらには最悪の場合命を落とす可能性がある脳疾患です。
脳血栓の死亡率は?
発症後1ヵ月以上生存した脳血栓151例を3年間追跡し, 発症後3年間の死亡と再発について調査した. 死亡は37例 (25%) であり, これは性・年令を一致させて算出した予測死亡率 (7%) に比べて明らかに死亡例が多かった. また37例中11例は脳卒中の再発による死亡であった.