動脈の血管壁が裂けて、血液が流れ込む状態。 脳梗塞の発作直後は、ベッドの上での安静が必要です。 頭をあげたり起立したりすると、全身の血圧がさがり、脳へ行く血液の流れもさがり、症状を悪化させる場合があるからです。 検査で、詰まってしまった血管の場所や重症度を確認してから、徐々にベッドから起きるようにします。
脳梗塞 寝たきり なぜ?
脳卒中になると、片麻痺や感覚障害などの症状が現われ、臥床が長引くことで廃用症候群(心身の機能低下)となり、結果的に寝たきりになってしまいます。 骨折や転倒も寝たきりとなる原因の一つです。
脳血栓症 安静時 なぜ?
脳梗塞は安静にしている時間帯(睡眠中、朝起床時2時間以内)に発症しやすいと言われています。 その理由として、血圧の日内変動(1日の中での変動)が影響しており、夜間や明け方は血圧が下がるため、血栓が形成されやすいと考えられています。 就寝前や明け方に水分を補給するようにしましょう。
分水嶺梗塞 なぜ?
血行力学性脳梗塞 血圧が下がったり、何らかの理由で脳血流が全体的あるいは部分的に減った時、動脈硬化で細くなった血管の領域に梗塞が起きることがあります。 この場合その動脈が供給する領域の中心は梗塞にならず、隣の動脈との境界領域に梗塞が起きることが多いです。 そのため分水嶺梗塞と呼ばれることがあります。
脳梗塞 言語障害 なぜ?
大脳の広範な病変、たとえば多発性脳梗塞などにより両側性の錐体路(身体の随意運動にかかわる神経の伝導路)障害のあるときは仮性球麻痺といい、言語障害を伴います。 一側性の脳障害でも軽い口周囲の筋肉の麻痺のため呂律が回らなくなることもあります。 頻度としては脳梗塞などの脳血管障害による軽い仮性球麻痺が多いです。