脳梗塞では脳血管が狭まったり、塞がれたりすることで脳神経細胞に血液がいかなくなり、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能障害、意識障害などのさまざまな症状が起こります。 脳に大きなダメージを与える脳梗塞は、治療後も後遺症として残ったり、数年のうちに再発したり……、さらには最悪の場合命を落とす可能性がある脳疾患です。
脳梗塞になるとどうなる?
脳梗塞は、脳内の血管が狭くなり塞がってしまい、血液が脳の組織に行きわたらなくなることで、酸素や栄養が運ばれず、脳の組織が壊死してしまう状態です。 これにより運動麻痺や感覚障害、言語障害などを発症し、要介護状態になる高齢者も多い病気です。
脳梗塞で死にますか?
また太い脳血管がつまることが多いので症状も重い場合が多いと言えます。 脳細胞は血液が途絶えてすぐに死に至るわけではなく、一定の脳虚血(血が足りない状態)を経て死に至ります。 一般的に発症から3~6時間を経過して死に至ると言われており、それより前に早期診断をして治療に進めば脳細胞を助けることができる可能性があります。
脳梗塞どんな人がなる?
脳梗塞は、いわゆる危険因子を持った方に起こりやすいのですが、その危険因子にはいくつかのものがあります。 脳梗塞の危険因子のうち重要なものには、高血圧、高脂血症(血液中のコレステロールが高い)、糖尿病、多血症(しばしば喫煙者にみられる)、心臓病(心房細動などの不整脈)などをあげることが出来ます。
脳梗塞 どうする?
以上まとめますと、脳卒中が起きたときの対応のポイントは、(1)頭を高くしないで適当な場所に静かに移す。 (2)かかりつけの先生に病状を正確に伝える。 (3)医師の指示に基づいて救急車で患者さんを運ぶ。 (4)どんなに軽い脳卒中でも入院が原則、となります。