一般的には、30歳代くらいから少しずつ脳の萎縮が始まり、65歳くらいになると、肉眼的にも「明らかな萎縮がある」ことが、分かるようになります(写真)。 脳の重さは、成人男性で1300~1400グラム、成人女性では1200~1300グラム程度ですが、90歳になると60歳の脳よりも5~7%程度軽くなると言われています。
認知機能の低下 何歳から?
ある調査によると、50歳あたりから徐々に認知機能は低下するといわれています。 認知機能の中でも、特に物事を行う「遂行力」と「判断力」、「記憶力」は早期に低下し始め、「言語力」は70歳ころまで比較的機能が保たれるとしています。
脳の衰え 何歳から?
特に努力をしなければ、50歳頃から脳は老化します。 50歳になったとき、自分の脳が生き生きしているか、衰えているかは、30〜40代の使い方次第。 若い頃から脳の機能をまんべんなく刺激していきましょう。
物忘れ 何歳ごろから?
今回の40~60歳代を対象とした調査では、物忘れを実感し始めた年齢の平均は47.0歳という結果になりましたが、世代別の詳細を見ますと、興味深いことに、40代が38.3歳、50代が45.4歳、60代が57.4歳と、物忘れを実感し始めた年齢が上がっています。
認知機能の低下の原因は?
認知機能が老化する1番の原因は加齢です。 60歳を過ぎると認知機能が少しずつ衰えるといわれています。 加齢以外には、アルツハイマー病やピック病、レビー小体型の認知症などといった神経の変性疾患、脳梗塞や脳出血などの脳疾患、クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染症などのさまざまな病気が挙げられます。