基本的に、まずは画像によって行ないます。 とくにCT(コンピュータ断層撮影)やMRI(核磁気共鳴画像)、脳血管造影が一般的です。 次に、画像検査での診断をもとにして、腫瘍組織そのものを調べます。 これは脳腫瘍の種類や悪性度を詳しく知るためで、この結果によって治療方針が決められることになります。
脳腫瘍 どうやってわかる?
画像検査(CTやMRI) 画像検査では、造影剤を使ったCTやMRIにより、腫瘍の位置を確認し、また悪性脳腫瘍かどうかや腫瘍の種類などを推測することができます。
脳のガンの症状は?
「局所症状」は腫瘍の発生部位によって異なります。 大脳の場合は、手足のしびれや麻痺、感覚障害、失語症などの言語障害、視野欠損や狭窄、記憶障害、ふらつきなどが挙げられます。 脳下垂体の場合は、ホルモンの分泌が異常になり、手足の先が大きくなる末端肥大や巨人症、女性の場合は無月経や生理不順になることがあります。
脳腫瘍のチェックリストは?
次の症状などが特徴として見られます。頭痛がある・頭が重いこめかみ付近の痛みがあるおでこ付近の痛みがある頭の後ろ側に痛みがあるめまいがする立つとふらつき・浮遊感が生じるものが二重に見える顔や口周囲のしびれがある
脳腫瘍はどのような痛み?
脳組織そのものには痛みの感覚はなく、脳腫瘍によって脳が押されたり傷ついたりしても痛みを感じることはありません。 そのため頭痛の原因としては、頭蓋内圧亢進による場合と局所の痛みを感じる部分の刺激による場合が考えられます。 早朝起床時に多い頭痛は、頭蓋内圧亢進症状に特徴的です。