脳腫瘍は、脳やその周囲など頭蓋骨の中にできる腫瘍(できもの)で、さまざまな種類があります。 脳やその周囲の組織から発生する原発性脳腫瘍と、ほかの臓器で発生したがんが脳に転移する転移性脳腫瘍に大別され、原発性脳腫瘍はさらに良性と悪性に分類されます。 良性脳腫瘍は、髄膜や神経、下垂体など脳の外側から発生します。 18 мая 2021 г.
脳腫瘍とは ガンですか?
「脳腫瘍」と聞くと、怖い病気だという印象を持つ方が多いのではないでしょうか? しかし、脳腫瘍すべてが「悪い腫瘍=がん」というわけではありません。 脳腫瘍は一つの病気ではなく、たくさんの種類があり、良性の腫瘍や悪性の腫瘍もあるのです。
脳腫瘍 何年生きる?
最も悪性である膠芽腫の5年生存率は10%程度、平均余命は1年半と言われます。 たとえ手術に成功しても再発した場合の平均余命は6か月と深刻です。 とはいえ、脳腫瘍全体でみると、5年生存率は75%で、ほかのがんに比べて高い数値になっています。
脳腫瘍 ほっとくとどうなる?
小さな転移性脳腫瘍であればほとんど症状を出しませんが、放置すれば確実に腫瘍は増大し脳を圧迫して麻痺や言語障害、痙攣発作などを引き起こし、さらに悪化すると意識障害や命にかかわる状態となります。 転移性脳腫瘍は、腫瘍周囲に脳浮腫を生じ、症状をさらに悪化させます。
頭に腫瘍ができたらどうなる?
良性でも悪性でも、脳腫瘍が大きくなると、体の片側のまひやしびれなどが起こります。 そのため、歩けない、ふらつく、言葉が出にくい、人の話すことが理解しにくい、片目が見づらい、物が二重に見える、などの症状が現れます。 また、頭痛を感じたり、てんかん発作が起きたりすることもあります。 ただし、頭痛=脳腫瘍ではありません。