脳腫瘍は頭蓋内に発生する腫瘍の総称で、脳そのもの(脳実質)、脳を覆う髄膜、脳から直接出ている脳神経、ホルモンなど内分泌機能の調整をしている脳下垂体に発生します。 脳以外の部位にできたがん細胞が血液によって運ばれて頭蓋内に転移する転移性脳腫瘍と、脳内の細胞そのものががん化する原発性脳腫瘍に分類されます。 16 мар. 2016 г.
脳腫瘍とは ガンですか?
「脳腫瘍」と聞くと、怖い病気だという印象を持つ方が多いのではないでしょうか? しかし、脳腫瘍すべてが「悪い腫瘍=がん」というわけではありません。 脳腫瘍は一つの病気ではなく、たくさんの種類があり、良性の腫瘍や悪性の腫瘍もあるのです。
脳腫瘍になるとどうなる?
良性でも悪性でも、脳腫瘍が大きくなると、体の片側のまひやしびれなどが起こります。 そのため、歩けない、ふらつく、言葉が出にくい、人の話すことが理解しにくい、片目が見づらい、物が二重に見える、などの症状が現れます。 また、頭痛を感じたり、てんかん発作が起きたりすることもあります。 ただし、頭痛=脳腫瘍ではありません。
脳腫瘍の原因は何ですか?
発症の原因は遺伝子の変異とされていますが、それ以上のことは現在も不明です。 ただ腫瘍の進行を助長するものとして高タンパク・高脂肪食品の過剰摂取、過度のストレス、喫煙などが挙げられています。 また、他の臓器にがんがある場合、身内に脳腫瘍を発症した人がいる場合は、リスクが高くなると考えられます。
脳腫瘍 何種類?
脳腫瘍は、最新の病理学的分類によると100種類以上あります 2)。 脳腫瘍は大きく良性と悪性に分けられ、そのいずれであるかによって治療戦略が変わってきます。 良性脳腫瘍の場合は、手術の果たす役割が大きく、完全に摘出できれば完治が期待できます。 一方、悪性脳腫瘍の場合は手術だけではなく、放射線治療と化学療法も重要です。