A:灸法には、もぐさが欠かせません。 かつては燃え草とも言われていました。 灸法は熱刺激を体表に効率よく与える治療方法です。 体への作用、燃焼速度、温度、加工の容易さ、原料の調達など、ヨモギから作られるもぐさが最適な素材なのです。
お灸はなぜ効くのか?
体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。 すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップするほか、リンパの流れが改善されますから、むくみの解消にもつながります。 さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し、炎症をやわらげる効果もあります。
お灸 なぜよもぎ?
もぐさにはよもぎに含まれる精油成分があるためか、火つきがよく、熱さ少なく火持ちもよいのでお灸に最適なのです。
火を使わないお灸 何分?
「火を使わないお灸(太陽)」はお肌へ直接貼ってお使いいただきますので、「低温やけど」にご注意ください。 そのため、1カ所「30分」のご使用が目安です。
もぐさ 何に使う?
冬の間にかれたヨモギの草をもんで、もんでいたら白くなります。 その白いのを“もぐさ”というそうです。 そのもぐさは、おきゅうをすえる時、使うそうです。 おばあちゃんは昔、もぐさの下ににんにくをおいて、足やせなかなどにおきゅうをすえていたそうです。