温熱作用 温めるイメージの強いお灸ですが、「温める」だけではない様々な作用があります。 皮膚上への熱刺激が、皮下の筋肉や血管、リンパに影響を与えます。 温熱刺激により、副腎皮質ホルモンが分泌され、白血球が活性化されるほか、炎症や痛みを抑制する効果があります。
お灸はなぜ効くのか?
体に温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節が刺激されます。 すると、細胞が活性化され、免疫作用がアップするほか、リンパの流れが改善されますから、むくみの解消にもつながります。 さらに温熱効果によって血管が収縮・拡張し、局所の充血や貧血を調整し、炎症をやわらげる効果もあります。
お灸は何回でもしていいの?
出来れば毎日続けてください。 また、毎日続けるのが難しければ2~3日に1回でも大丈夫です。 お灸は続けることで、病気になりにくい体を作ります。
お灸はいつやるのが?
お灸は1日のうち、どのタイミングに行なったら良いですか? と聞くと「基本的にはいつでも大丈夫なのですが、入浴前後、食事前後、飲酒後、発熱時は、全身の血行が良くなりすぎて、気分が悪くなったり、火傷に繋がりやすいので避けましょう。
お灸 1日に何個?
・初めての方は1つのツボに1日1回、1個から。 ツボは1〜3カ所程度からはじめてください。 ・お灸のツボは血行不良を起こし、温熱が感じにくいポイントです。 温熱を感じるまで1つのツボに2~3個、ツボは3ヵ所程度を目安に、それでも温熱を感じない時は次の日に同じツボにしましょう。