でも、おならを我慢するのはよくありません。 行き場のないガスは腸から体内に吸収され、体臭のもととなって息や皮膚から排出されます。 肝臓や腎臓などで処理されて外に出ることもありますが、毒素を含んだガスは腸管を傷つけ、肝臓機能や免疫力の低下にもつながります。
オナラを我慢しすぎるとどうなる?
おならは腸にたまったガスを排出する行為ですので、基本的には我慢しないほうがよいでしょう。 我慢すると腸内ガスが増え、腹痛の原因になります。 またガスが充満することで腸管が伸びるのですが、この状態を繰り返すと腸の機能を悪化させ便秘になりやすくなります。
おならが出過ぎるのはなぜ?
おならが多く出てしまう原因として、生活習慣や精神的なものだけではありません。 消化器系の疾患なども関係している場合があります。 慢性胃炎や過敏性腸症候群では、おならがよく出るという症状がありますし、大腸癌など腫瘍によって腸が細くなると、便の状態が変わったり、おならが増えたり減ったりすることがあります。
おならを我慢したら どこから出るの?
「おなら」といわれている腸内で発生した二酸化炭素、メタン、硫化水素などのガスはお尻から出すものと思っているでしょうが、実はこのガスのほとんどは腸管から吸収され、血液に乗って体内をめぐり、肝臓で無臭化され、肺でガス交換されて呼気となって体外に放出されています。
おなら どうすれば?
おならの臭いは、腸内環境を整えることで改善ができます。 乳酸菌配合の整腸剤を摂取したり、ヨーグルトを積極的に食べたりして体内の乳酸菌を増やしましょう。 乳酸菌を摂取すれば、善玉菌が増えて腸内環境が整うと言われます。 また、食物繊維を積極的に摂取してお通じをよくするといった工夫も効果的です。