排尿困難が続くとおしっこが膀胱に残る(残尿と言いますが)ようになり、重症になりますと腎臓の機能が悪くなったり、残尿に細菌感染が起こり厄介な状態になりますので早めに病院に行きましょう。 また過度の飲酒、ある種の薬剤により尿が詰まる事が良くあります。
排尿障害はなぜ起こる?
排尿障害、特に前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁などの原因として肥満、糖尿病、飲水過多、過剰な食事摂取、喫煙、便秘が挙げられます。 これらの改善は症状を緩和するために非常に重要なことです。 生活指導を行った患者さんでは行わなかった患者さんより明らかに症状が改善します。
排尿障害は何科?
溢流性尿失禁や残尿が多く(50~100mL以上)、排尿障害の症状もある場合は、すみやかに泌尿器科のある病院にご相談ください。
排尿障害の症状は?
膀胱と尿道(男性では前立腺を含む)、および尿道括約筋で構成される下部尿路には、尿を貯める機能(蓄尿機能)と尿を排出する機能(排尿機能)があります。 これらの機能が障害された状態を排尿障害といいます。 症状としては頻尿・尿失禁・排尿困難・尿閉といったものがあり、どの症状も生活の質(QOL)を著しく損なうと言われています。
残尿が多いとどうなる?
残尿量の増加と排尿障害 膀胱内に残尿があると、結果的に尿を溜められる膀胱のスペースが減少(機能的膀胱容量の低下)するために、1回の排尿量は少なく、何回もトイレに行くようになります。 前立腺肥大症や神経因性膀胱などにより膀胱にたまった尿を十分に出し切れないことにより、排尿の効率が悪くなり何度もトイレに行くようになります。