振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こる病気です。 時々は40歳以下で起こる方もあり、若年性パーキンソン病と呼んでいます。
パーキンソン病 進行 何年?
5.予後パーキンソン病自体は進行性の疾患である。 患者によって進行の速さはそれぞれであるが、一般的に振戦が主症状だと進行は遅く、動作緩慢が主症状だと進行が速い。 適切な治療を行えば、通常発症後10年程度は普通の生活が可能である。 それ以後は個人差があり、介助が必要になることもある。
パーキンソン病 どんな人がなりやすい?
遺伝性、若年性のパーキンソン病が稀にみられますが、普通は遺伝性ではありません。 またこの病気は不思議なことに病気になりやすい性格があると言われており、実際、真面目で几帳面、融通がきかないといった性格の方に多く発症し、また喫煙者では少ないことが知られています。
パーキンソン病 薬 いつから?
「いつから治療を始めるべきか?」という問いに対する答えは「患者さんの生活や仕事に支障が出てきたら」ということになります。 私が医師になった時は、パーキンソン病の治療、特にレボドパ(パーキンソン病治療のもっとも重要な薬)の開始はできるだけ後に伸ばした方が良いと教わりました。
パーキンソン病のきっかけは?
パーキンソン病では、神経伝達物質のうち黒質という部位にある「ドパミン」が減少することにより、うまく運動ができなくなります。 ドパミンの量が減る原因は、まだ十分には解っていません。 年齢に伴った脳の何らかの変化や一部は遺伝子に関連した変化が原因として推定されています。