捨てられたり、迷子になってしまったペットたちは、地域の保健所によって保護・回収され、動物愛護センターなどに集められます。 そして、一定の期間はシェルターの中で飼い主さんが迎えに来てくるのを待ちます。 しかし、期間を過ぎても飼い主さんが迎えに来てくれなかった子たちは、殺処分という運命をたどることになります。
ペット殺処分 どうやって?
多くの保健所で行われている「殺処分」とは、CO2(二酸化炭素)での窒息死です。 この方法は安楽死とは言いがたい残酷なもので、殺処分を受ける犬・猫たちは複数頭が一度に狭い部屋に閉じ込められ、窒息の苦しみと恐怖感を味わうことになります。
ペットショップ売れ残りはどうなる?
売れ残ってしまった犬や猫がその後どうなるかは、ペットショップごとに異なります。 ごく一部の良心的なペットショップではボランティア団体と連携して里親探しを行う場合もありますが、一般的なペットショップでは、ブリーダーに返還・売却されたり、実験用の動物を扱う業者に売却されたりするといわれています。
ペットの死体 どうする?
死体は動物専門の委託業者に引き渡し、委託先で合同焼却処理をしています。 高温で処理するため、灰となって骨はほとんど残りません。 わずかに残った灰は委託業者から埋め立て地に運ばれます。 埋葬、ご供養をご希望の場合は、民間の動物霊園等にご依頼ください。
動物 殺傷処分 なぜ?
決して「安楽死」とはいえないような方法で殺処分されている現状です。 捨てられてしまうペットが増えた理由には「飼い主さんが経済的に飼育困難になった」「悪質なブリーダーが繁殖を行いすぎて飼いきれなくなった」「ペットショップが倒産した」が考えられますよ。