また、ピンク色の痰は、肺が“うっ血”しているサイン。 肺に停滞していた血液が充満し、気道に漏れ出すことによって起こります。
ピンクの泡沫状痰 なぜ？
重症化すると肺胞内に水が染み出してきます。 本来ガス交換をするはずの肺胞が水びたしのような状態になるので、呼吸困難を起こします。 喘息のようになることもあります。 肺胞が水びたしになっているので、咳や、ピンク色と表現されるような泡沫痰が出るのも左心不全に特徴的です。
ピンク色の痰 何科？
内科や呼吸器内科の受診をおすすめします。
肺がんの痰の色は？
色などの特徴主な病気ピンク、泡沫状血液と空気が混ざる（肺水腫など）白色、サラサラ（肺胞上皮癌、気管支喘息など）暗赤色下気道からの出血が多い（肺がん、気管支拡張症、肺結核症など）赤色肺出血など
肺水腫の痰の色は？
血液が滞り、肺の血管内の血液が増加した状態を肺うっ血といい、進行すると肺水腫となる。 肺うっ血そのものの原因はさまざまあるが、心臓病に因るものがもっとも多い。 突然息苦しくなり、呼吸回数が増え、胸部の圧迫感や咳に続いて、ピンク色の泡沫状の痰、喀血がみられる。 痰を取り除いたり、呼吸困難時には酸素吸入がおこなわれる。
