破水とは、赤ちゃんを包んでいる膜が破れて羊水が流れ出てくることを言います。 約半数の妊婦さんは子宮口が全部開いてから破水しますが、陣痛が始まる前に破水する方もいます。 破水には「完全破水」と「高位破水」の2種類あり、完全破水は子宮入口近くの膜が破れ、羊水がドバっと比較的多く流れ出てきます。
破水した時ってどんな感じ?
全く音はなく、朝方にトイレに行こうとした時にトイレに入る直前にお股から「なんか出た!」という感覚。 女性なら分かると思いますが、生理の時の血が出る感覚と同じでした。 量はほんの少しだけで、少し下着が汚れる程度でした。 この場合、「尿漏れかな」と勘違いしてすぐに気づかなかったというママも多いです。
早期破水の原因は?
前期破水は、炎症や感染で卵膜が軟らかく変化して破れやすくなった場合、あるいは急激におなかの内臓が入っている空間の圧力(腹圧)が高まった場合、例えば重い荷物を持ち上げたり、墜落したり、激しい咳をしたりした場合に発生しやすくなります。
破水の色は?
色は? 破水の場合は、透明または薄い乳白色、淡く黄みがかった透明の液体の場合がほとんどです。 尿漏れの場合は、お手洗いで日常的に目にするような尿独特の黄色です。
破水の確認方法は?
検査・診断 腟鏡診を行い、外子宮口(子宮の出口)より羊水が持続的に流出することを確認します。 満期の破水を診断する際に、もっとも一般的に用いられる方法はBTB試験紙法です。 正常の腟内は弱酸性(pH4.5~6.0)で、羊水は中性から弱アルカリ性(pH7.0~8.5)です。