【問題10316(第109回)】成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。 . カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。 5. カテーテルは気管分岐部より深い位置 .
気管内吸引の吸引圧で正しいのはどれか?
-100~-150mmHgが正しい。 吸引している間は気道内の空気も吸引しているので、吸引圧が強すぎると、低酸素症や気道粘膜損傷の原因となる恐れがある。
成人の気管内吸引の方法で正しいのはどれか?
成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。吸引圧は -40kPa(300mmHg) に調整する。気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。カテーテルの挿入開始から終了まで30秒で行う。 カテーテルは気管分岐部より深い位置まで挿入する。
気管内吸引の手順は?
吸引カテーテルは、気管分岐部直上から1~2cmまでゆっくり進めた後、多孔式の場合はこよりをねじるように先端を回転させながら引き戻し、その後はさっと引き抜く。 吸引カテーテルを引き戻す際、吸引カテーテルをぐるぐる回しても吸引カテーテルの先端は回らない。 吸引時間は10秒以内で、できる限り短い時間で行う。
気管内吸引の適応となるのはどれか?
気管吸引の適応 気管吸引の適応となるのは、人工気道を有する患者で、効果的な分泌物の自己喀出ができない、以下のような場合である。 分泌物は、呼吸器官(口腔・咽頭から気管支まで)の粘膜すべてでつくられるが、気管吸引で吸引チューブが届くのは、気管分岐部までである(図1)。
1回の気管内吸引時間で適切なのはどれか?
気管内吸引は、気道を損傷しないよう-100~-150mmHgで行い、1回の吸引時間は10~15秒以内とする。 吸引の間は無呼吸状態となることや気道内の空気も吸引していることから吸引時間が長いと低酸素症を起こす可能性がある。
鼻腔内吸引のコツは?
口腔・鼻腔内吸引では、吸引カテーテルの根本を指で抑え て陰圧がかからない状態で、挿入。 鼻腔内吸引では、耳朶 のあたりまでの深さ、口腔内では口蓋垂を刺激しないあたり まで挿入し、次に陰圧をかけてゆっくり回しながら10~15秒 以内で引き抜く。 取りきれない場合、長時間をかけず、時間 間隔をあけて行う。