気管支拡張症は、気道の壁が損傷を受けて、呼吸の管や気道の一部(気管支)が広がったまま元に戻らない状態(拡張症)です。 最も一般的な原因は、重度の呼吸器感染症や繰り返す呼吸器感染症で、これは肺または免疫系にすでに異常がある人によくみられます。
気管支拡張症とはどういう病気ですか?
気管支拡張症とは、様々な原因によって気管支がダメージを受け、気管支が拡がってしまう病気です。 気管支がダメージを受けることで、菌を含む痰を出しづらくなり、そのために炎症が続き、さらに破壊が進行するという悪循環に陥ります。 症状は主に咳や痰ですが、悪化すると息切れ、発熱、体重低下など様々な症状がでます。
気管支拡張症の分類は?
気管支拡張症には以下の2種類がある: びまん性:肺の多領域が侵される 限局性:肺の1つまたは2つの領域に限られる
気管支拡張症は治りますか?
完治は難しいが、症状の軽減のため薬の内服による治療を中心に行う。 気管支の炎症を抑える薬や、たんを出しやすくする薬などを継続的に服用していく。 風邪などをきっかけに症状が悪化した場合や、病原菌への感染が見られる場合には、適切な抗菌薬が使用される。 血たんや喀血(かっけつ)がひどい場合は止血剤を投与する。
気管支拡張の原因は?
気管支拡張に原因は、先天的な原因や幼小児期の肺炎、繰り返す感染などで、気管支壁が壊れたり弱くなることにより生じます。 気管支が拡張するといくつかの問題が生じます。 第一に気管支の壊れた部分に、細菌やカビが増殖して炎症をおこし、気管支の壊れによる気管支拡張がさらに進行します。