臍ヘルニアは生後1か月頃から徐々に明らかになっていき生後3か月頃まで増大する傾向にあります。 赤ちゃんの約5~10人に1人くらいの割合でみられます。 これ以降はお腹の筋肉が発達して、だいたい1歳で80%、2歳には90%が自然治癒します。
臍ヘルニア どのくらい?
臍ヘルニアは1歳までに自然治癒する可能性が約80%、2歳までに自然治癒する可能性が約90%あると言われています。 自然治癒とはどういうことかというと、欠損していた臍周囲の腹壁の筋肉が、乳児期の筋肉の成長に伴って自然閉鎖するのです。
臍ヘルニアの治療期間は?
治療期間は、早ければ1ヶ月前後で治りますが、大きいヘルニアや家庭で家族が行う場合には長くなる傾向があります(図1,2)。 経過観察または圧迫療法にて治らなかった場合や、醜い形で治った場合には1〜2歳頃に手術を行います。
臍ヘルニア テープ いつまで?
直径5-10mm の綿球を臍ヘルニアの部分にあて,臍ヘルニアをへこませ,臍の両側の皮膚を中央にたぐり寄せて絆創膏で固定します. さらにその上をサージカルテープで被う場合もあります. こうして,4-8 週間固定しておくと,臍ヘルニアが治ります.
臍帯ヘルニアの症状は?
臍下部型では、鎖肛や仙骨奇形、脊髄髄膜瘤、膀胱異常などを見ることがあります。 臍部型では、Beckwith-Wiedemann症候群の一症状として臍帯ヘルニアを呈していることがあります。 この場合は、内臓肥大、片身肥大、低血糖、巨舌症、悪性腫瘍などといった症状・合併症を呈することがあります。