出生前診断で臍帯ヘルニアが疑われた場合は、新生児科と小児外科の専門医がそろった医療機関での出産が望まれます。 出生後に診断された場合は、同様の医療機関への緊急搬送が必要です。 臍帯ヘルニアの治療では、脱出している臓器を腹腔内に戻し、腹壁の穴を皮膚で覆う手術を行います。
臍ヘルニアは何科を受診?
『臍ヘルニア』は俗に『でべそ』と呼ばれるものです。 多くは生後1ヶ月程度から臍(へそ)のふくらみを認め、患者さんは1ヶ月健診などで指摘され、小児外科の外来を受診することとなります。
臍ヘルニアの治療法は?
臍ヘルニアの治療 治療は手術によってヘルニア門を塞ぎます。 大きさによりヘルニア門を糸で縫い合わせて閉鎖する方法や、人工補強材(メッシュ)を使用して、ヘルニア門全体を広く覆いヘルニア門を閉鎖する方法を行います。 この方法はヘルニア門を縫い合わせる方法と比較して再発が少ないとされています。
臍ヘルニアの手術方法は?
治療法は手術で、臍の下半周に弧状切開を加え、ヘルニア嚢を切除し、根元 を結紮し閉鎖します。 臍の皮膚裏側にヘルニア嚢の瘢痕化した線維組織が付着 しているので、これを切除し臍が陥凹するように形成し、切開部分を吸収糸(と ける糸)で縫合したら終了です。
へそ 何科を受診?
おへその痛みがある場合は、内科・消化器内科・消化器外科を受診することをおすすめします。