腹壁が弱くなってしまった臍部から腹腔内の腸管が脱出した状態を「臍ヘルニア」といいます。 いわゆる、出べそです。 乳幼児に多いとされていますが、成人でも肥満や妊娠、腹部の過剰な水分(腹水)のために臍ヘルニアが生じることがあります。 へそ周囲の膨らみがみられることが多く、時に痛みを感じることもあります。
臍ヘルニアの治療法は?
臍ヘルニアの治療 治療は手術によってヘルニア門を塞ぎます。 大きさによりヘルニア門を糸で縫い合わせて閉鎖する方法や、人工補強材(メッシュ)を使用して、ヘルニア門全体を広く覆いヘルニア門を閉鎖する方法を行います。 この方法はヘルニア門を縫い合わせる方法と比較して再発が少ないとされています。
臍帯ヘルニアの症状は?
症状は嘔吐、腹痛、整復困難な臍の膨隆で、緊急処置を必要とします。 臍ヘルニアは新生児10人に対して約1人に発生します。 低出生体重児ではさらに高く発生します。 臍ヘルニアの診療は放置しても1年で80%が、2年で90%が自然に治ると言われて少し前までは経過観察が主流でした。
へそヘルニアなにか?
臍(へそ)ヘルニア臍(へそ)ヘルニアはへそ周囲が膨らみます。 子供の「でべそ」として広く知られておりますが、大人でも、肥満、妊娠などをきっかけに発生することがあります。 ◆腹壁ヘルニアおなかの手術を以前に受けた方が、加齢などが原因で傷跡が弱くなり、脱腸を起こすことがあります。
臍ヘルニアの治療期間は?
圧迫治療期間は? ➢ 小さいもので1ヶ月、中等度以上で2~3ヶ月程度が目安です。 ➢ 初期に嘔吐が増えることがあります。 ➢ 大きな臍ヘルニアの場合 極めてまれに、臍ヘルニアの嵌頓が生じる事があります。