自然気胸は20歳前後に多く、その次には60歳代によく起きます。 若い患者さんの特徴は、男性・長身・やせ型です。 体質的に肺の表面を覆っている胸膜が弱いため発症すると考えられています。
何度も気胸になる?
気胸が再発しやすい(繰り返す)原因は、安静や胸腔ドレナージで治療しても気胸の原因であるブラが残っているためです。 安静や胸腔ドレナージでは約50%が再発します。 一方、手術は原因となるブラを切除する根治的な治療です。 しかし手術後に新しいブラができることがあるため、絶対に再発しないわけではなく5~10%が再発します。
気胸の初期症状は?
肺気胸の「初期症状」息苦しさ胸の痛み咳が出る肩・鎖骨周辺の違和感背中の痛み
気胸の注意点は?
まずは喫煙者はタバコなどによって肺に負担をかけないことが大切です。 最近は禁煙をするのに効果的なお薬も出ていますので医師にご相談ください。 登山やスキューバダイビングなど急激に肺に負荷をかけるような行動にも注意しましょう。 また何度も気胸を繰り返すような方は手術をすることをお勧めします。
肺気胸 手術 何日?
原発性自然気胸の胸腔鏡手術の手術時間は、概ね1(~2)時間で、麻酔時間も含め3時間程度、術後入院期間は、概ね2-3日です。