軽度気胸軽度気胸で症状がなければ、入院しないで安静にし、外来で胸部レントゲン検査を適時行います。 胸に針を刺して空気を抜く治療もありますが、肺が膨らむと閉じていた肺の穴が再開通する可能性があるので行いません。 軽度の気胸で肺の穴が再開通しなければ、漏れていた空気は自然に血液に溶けて消失します。
気胸 どうすれば?
気胸には[1]安静、[2]胸腔ドレナージ、[3]手術、といった大きく3つの治療があります。 軽症の気胸の多くは安静のみで良くなります。 少し進んだ気胸は空気を抜いたり(脱気)、細い管を留置したり(胸腔ドレナージ)します。
気胸は何科に受診?
肺気胸が疑われる時は呼吸器外科、呼吸器内科、内科を受診してください。 まずは、呼吸器の専門医がいる病院を受診することをおすすめします。 ※月経随伴性の気胸の場合は、婦人科と連携して治療を行います。
気胸の看護ケアは?
気胸が軽度の場合は、安静にして経過を観察し、肺が自然に膨らむのを待ちます。 気胸が中度〜重度(memo2)の場合や緊急の場合などは、穿刺脱気や持続脱気を行います。 その他、手術や胸膜癒着術を行うこともあります。
気胸の運動制限は?
Q)体育や運動をしても、大丈夫ですか? A)現在、肺の虚脱が改善していれば大丈夫です。 ただ、直近に気胸を発症していたのなら、しばらく再発の確率が高いので、症状が出たら、直ちに運動は中止し、医療機関を受診しましょう。 肺の虚脱が改善していない時は、体育や運動は控えるべきでしょう。