気胸(ききょう)とは肺から空気がもれて、胸腔(きょうくう)にたまっている状態をいいます。 空気が漏れてたまっても、胸は肋骨があるために風船のように外側に膨らむことはできません。 その代わり、肺が空気に押されて小さくなります。 つまり、肺から空気がもれて、肺が小さくなった状況が気胸なのです。
気胸の注意点は?
まずは喫煙者はタバコなどによって肺に負担をかけないことが大切です。 最近は禁煙をするのに効果的なお薬も出ていますので医師にご相談ください。 登山やスキューバダイビングなど急激に肺に負荷をかけるような行動にも注意しましょう。 また何度も気胸を繰り返すような方は手術をすることをお勧めします。
気胸のレベルは?
自然気胸の重症度は肺の虚脱度によって以下の3つに分類される. 「軽度(Ⅰ度)」肺尖が鎖骨レベルまたはそれより頭側にある,「中等度(Ⅱ度)」軽度と高度の中間程度,「高度(Ⅲ度)」全虚脱またはこれに近いもの.肺虚脱が中等度以上であれば初期治療として胸腔ドレナージが推奨され,高度であれば迅速な胸腔ドレナージが必要となる.
気胸は何科に受診?
肺気胸が疑われる時は呼吸器外科、呼吸器内科、内科を受診してください。 まずは、呼吸器の専門医がいる病院を受診することをおすすめします。 ※月経随伴性の気胸の場合は、婦人科と連携して治療を行います。
気胸のBMIは?
血胸を1 ~5%程度に合併し、気胸の原因は肺尖部ブラの破裂や臓側胸膜の孔とされています。 また、片側自然気胸症例の対側罹患率は14.3% であり、ブラの存在やBMI<18.5が危険因子と報告されています。