気圧の変化を感じると脳の血管が拡張し、脳の一番外側にある硬膜に分布している三叉神経が興奮し、痛み物質が放出されます。 放出された痛み物質に反応して、さらに血管が拡張します。 このようにして血管拡張の悪循環が起こり、脈打つような強い痛みが生じると考えられています。
気圧の変化で頭痛 なぜ?
内耳が気圧の変化を感じた後、交感神経が活発になってノルアドレナリンという神経物質を分泌します。 その結果血管が収縮し、それが次に拡張するときに周囲にある神経を刺激して、偏頭痛のような痛みを発生します。 簡単に言うと、自律神経を乱すために頭痛が起こるのですね。
気圧 どうなると頭痛?
身体は気圧の変化に敏感なので、気圧によって自律神経が乱れ、頭痛が起こると考えられています。 気圧の変化を感じ取る器官は耳の中、内耳にあります。 人間の身体は、まず内耳で気圧の変化を感じ取り、交感神経が活発になり亢進(こうしん)します。
気圧 頭痛 どんな感じ?
頭がぎゅーっと締めつけられるような痛みが特徴。 ただ、この頭痛は血管が拡張して起こるものではなく、後頭部や首の後ろ側の筋肉が収縮することが原因。 同じ頭痛でも、気圧の変化によって血管に影響を受ける人、筋肉に影響を受ける人がいるということ。
気圧 頭痛 いつから?
季節は関係するの? 日本の平均気圧は春から夏にかけて低くなり、秋から冬に高くなる傾向にあります。 その影響でしょうか、ある調査では頭痛の頻度も5月から10月に高くなり、11月から4月には少し低くなるようです。 年間を通して頭痛が一番多い月は9月で、これは台風による影響があるのかもしれません6)。