前庭神経炎の治療は、めまいが起こっている急性期とめまいが治まってからの回復期に分けられます。 急性期には、炎症を抑える力が強いステロイド薬、抗めまい薬、吐き気が強い場合は吐き気止めを点滴で行います。 ほかに、前庭神経の機能を向上させるために、血流改善薬、ビタミン剤などを使うこともあります。 19 мар. 2021 г.
前庭神経炎はどのくらいで治るのか?
めまいが治まっても、体のふらつきや不安定な感じがしばらく続く場合は、リハビリを行い平衡感覚を取り戻す必要があります。 仕事の復帰には1~2週ほどかかることが多いですが、予後は良好で多くは1~3ヶ月で完全に回復します。
前庭神経炎の原因は?
前庭神経炎の原因は、明らかになっているわけではありません。 しかし、風邪や発熱、耳鼻科関連の感染症の後に発症することが多いため、ウイルス感染が原因のひとつと考えられています。 また、前庭神経に感染が見られない場合もあり、前庭神経の血管の一時的な血行障害も、前庭神経炎の原因のひとつとしてあげられています。
前庭神経炎の診療科は?
前庭神経炎の場合には、聞こえの症状を伴わないため脳からのめまいとの鑑別が重要になります。 めまいが生じた場合にはまずは耳鼻科で相談することをお勧めします。
前庭神経炎の年齢は?
下図は前庭神経炎45名の年齢分布で、男女性間に大きな差はありません。 30代から70代までほぼ等しく発症し、メニエール病のような多忙な勤労世代の突出はありません。