橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫疾患の一つです。 自己免疫疾患とは、細菌やウィルスなどから体を守るための免疫が、自分の臓器・細胞を標的にしてしまうことで起きる病気の総称です。 橋本病では、免疫の異常によって甲状腺に慢性的に炎症が生じていることから、慢性甲状腺炎とも呼ばれます。 18 нояб. 2019 г.
橋本病は完治しますか?
橋本病は完治する? 橋本病は完治することがなく、一生涯付き合っていく病気です。 ただ、橋本病であっても投薬の必要がない方も多くいますし、あるいは投薬によって症状のない状態を維持することができます。 事実、橋本病患者のうち7〜8割は経過観察のみで、病気のない方とほとんど変わらない生活を送っています。
橋本病は特定疾患ですか?
橋本病は特定疾患に指定されていますが、いわゆる難病ではありません。 甲状腺機能が正常なら、特に治療は不要です。 甲状腺機能低下症に対しては、甲状腺ホルモン(チラーヂンS)を投与します。
橋本病とはどんな症状?
橋本病の症状について 精神機能が低下することによって眠気、記憶障害、抑うつ、無気力を生じます。 皮膚は乾燥し、毛がぬけたり、指で押しても跡を残さないむくみを生じたりします。 また声帯がむくむために声がかすれることもあります。 消化管運動の低下により便秘になったり、 心臓機能の低下により脈が遅くなったりします。
橋本病 悪化するとどうなる?
橋本病にかかって長期間経過すると、甲状腺機能低下がみられる場合があります。 心臓とそれを包む心外膜の間(心嚢)に水分が貯留してむくみや息切れなどの心不全症状を示すことがあります。 また他の臓器の自己免疫疾患と合併することもあるため、注意が必要です。