「切迫」とは「差しせまった状態」を指し、妊娠22週未満で流産のおそれがある場合を「切迫流産」、22週~37週未満で分娩する可能性があると「切迫早産」と呼ばれます。
切迫流産 いつわかる?
妊娠12週までの切迫流産は、胎児の染色体異常が原因です。 NIPT(新型出生前診断)は妊娠10週0日から検査が可能であることから、切迫流産のリスクを事前に知ることができるといえるでしょう。
切迫流産の兆候は?
切迫流産や切迫早産にはほとんどの場合兆候があります。 おもな症状は、おなかの張り、下腹部痛、腰の痛み、出血です。 こうした症状を感じたときは、自宅で安静にして、よくならなければ必ず早めに病院で診察を受けましょう。
切迫流産の確率は?
性器出血(子宮出血)や下腹部痛・腰痛をきたして、流産する可能性がある状態を切迫流産と呼びます。 約15%の妊婦さんに見られ、けっしてめずらしい症状ではありません。 切迫流産にはさまざまな程度があり、適切な治療をうければ治る軽症のものから、流産になってしまう重症のものまでを含んでいます。
切迫流産の判断基準は?
切迫流産とは、妊娠22週未満に、流産の可能性が通常より高い状態にあることをいいます。 主な症状は少量の性器出血や腹部の張り、下腹部痛や腰痛などで、正常な妊娠が確認されたあとに、性器出血で受診した人には、下腹部痛の有無にかかわらず、総じて「切迫流産」という診断名がつきます。