うまく放熱できれば深部体温を下げられるのですが、寒さで手足が冷え切っている時などは、うまく放熱できません。 そのため、深部体温を下げることが出来ずに、寝つきが悪くなります。 気温や体温によって深部体温のコントロールが難しくなることが、寒い冬に寝つきが悪くなり、快適な睡眠がとりにくくなる理由なのです。
寒いところで寝るとどうなる?
室温と布団の中の温度差でヒートショック このような20℃以上の温度差は、ヒートショックの原因となります。 さらに、暖かい布団の中で冷たい空気を何時間も吸い込むと、呼吸器や肺の機能にも負担がかかります。 内臓が冷えて免疫力の低下にもつながるため、布団の中と寝室の温度差には要注意です。
寝たら死ぬぞ なぜ?
体温が下がると脳温度も下がり眠くなります。 映画で冬山で遭難した時に「眠ると死ぬぞ! 眠ってはだめだ!」と励ましあう場面がありますが、そのような低温で眠ってしまうと、脳機能が低下しそのまま死んでしまうからです。 脳温度が約0.5度下がると、私たちは眠くなります。
体を冷やしすぎるとどうなる?
体が冷えると、汗腺や排泄器官の働きが鈍くなり、水分や老廃物の排出が滞ります。 それにより、血中の糖分や脂肪分が消費・燃焼されにくくなり、高血糖や脂質異常症につながることがあります。 さらに、かぜなどのウイルスから身を守るために重要な免疫力も下がってしまうことが分かっています。
寒い夜 どうする?
羽毛布団と毛布は"かける順番"が大切1羽毛布団は直接体にかける2毛布は羽毛布団の上にかける3インナーにもコットンやシルクを4なるべく重ね着し過ぎない5お風呂でしっかり温まる6部屋の中を暖かくしておく7冷えが気になるなら湯たんぽを8寝る前のスマホは控えめに