一方、歯ぎしりが強く歯に過剰な力がかかる場合や、噛み合わせの歯が歯ぐきを傷つける場合、顎関節に過剰負担がかかる場合、ぐらぐらする歯を入れ歯が固定する役割を果たしている場合は、寝るときも入れ歯を入れる方がよいでしょう。 この場合、都合のよい時に入れ歯を数時間はずし、歯ぐきを安静に保つようにしましょう。
入れ歯を外さないとどうなる?
一方、入れ歯を入れたままだと、どうしても残った歯の汚れが落ちにくく、むし歯や歯周病のリスクが高まります。 入れ歯の材料の樹脂は目に見えない小さい穴があるために細菌が繁殖しやすく、汚れたままだと誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因になることもあります。
入れ歯はなぜ夜外すのか?
入れ歯をしたまま就寝してしまいますと、寝ている際に繁殖するお口の菌が、入れ歯にも付着してしまうため、衛生面の観点からも、外していただくことをおすすめいたします。
入れ歯は寝る時どうする?
寝る時は入れ歯を外した方がベスト まず就寝時の入れ歯の装着についてですが、寝ている間は入れ歯を外しておくことをおすすめいたします。 その理由として、就寝中はお口の中が1日の中で最も雑菌が繁殖しやすいこと、また入れ歯の材質となるプラスチックも細菌の温床となりやすいことなどが挙げられます。
部分入れ歯をしないとどうなる?
変形は総入れ歯より部分入れ歯に多く見られます。 部分入れ歯の場合、残っている自分の歯と比べて「力が入らない」「異物感がある」ことから使わなくなってしまう方もいらっしゃいますが、部分入れ歯を使わないと残存歯への負担が大きくなります。 その結果、歯が移動したり傾いたりして部分入れ歯が入らなくなってしまうのです。