膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、ひざにあるお皿の骨(膝蓋骨)が正常な位置から内側あるいは外側にはずれてしまう病気です。 膝蓋骨を英語でpatella(パテラ)ということから、膝蓋骨脱臼は「パテラ」とも呼ばれています。
パテラどうしたら?
具体的には、鎮痛剤やサプリメントの投与、運動の制限、生活環境の改善、肥満の場合には減量などです。 しかし、根本的な治療ではないため症状が悪化する可能性があります。 歩行の異常や痛みが頻繁にある場合や、根本的な治療を希望する場合には外科手術を行います。
パテラ なぜなる?
パテラには先天性と後天性の2つの原因があります。 先天性の原因はお皿を支える靭帯が弱いなどの膝関節周辺の形成不全です。 一方で、後天性の原因は、ソファーなどからの転落や打撲による外傷で、膝への過度な負荷がかかることで発症します。
パテラ どこ?
後肢の膝関節にある、いわゆる「皿」(膝蓋骨)が、溝(滑車溝)の内側や外側に外れる疾患です。 大部分が遺伝的な原因によって起こりますが、まれに事故などによって後天的に起こる場合があります。
パテラ いつ手術?
7ヶ月以上で脱臼のグレードが3以上のとき。 膝蓋骨脱臼の放置によるグレードの進行と膝蓋骨内側の軟骨の消失による痛みが持続することが予測されるため、手術が必要になります。 一般的にはグレード3までが手術の対象となります。 グレード4の場合は完全な回復は見込めずある程度の症状が残る可能性があります。