肺炎などの合併症の危険性が増え、傷の治りも悪くなります。悪影響をなくすには1か月以上の禁煙が必要です . 私たち麻酔科医が担当する麻酔の多くは全身麻酔です。
全身麻酔 どれくらいで切れる?
全身麻酔は手術時間に合わせて麻酔薬を調節しますので、通常は手術終了後まもなく麻酔から目が覚めます。 個人差が大きく、概ね2分~20分くらいで覚醒することが多いです。 全身状態の悪い場合、肝臓や腎臓の機能がかなり低下している場合、脳血管に問題のある場合は、麻酔の覚めに時間がかかることもあります。
全身麻酔は何回まで?
短い期間に何度もかけても大丈夫? 続けて麻酔をかけても問題はありません。 検査や手術のスケジュールによっては、短い期間に何度も全身麻酔を受けなければならないこともあります。 麻酔薬は非常に短時間で体から排出される薬ですので、続けて麻酔をかけても影響はありません。
全身麻酔 呼吸止まる なぜ?
まずマスク(鼻と口両方を覆います)をあて、しっかりと酸素を吸っていただきます。 その後、全身麻酔薬を投与して眠っていただきます。 全身麻酔は睡眠とは異なるため呼吸は浅くなり、ときには停止することもあります。 また多くの場合筋肉を弛緩させる薬を用い、自力で呼吸ができなくなりますので、全身麻酔中は人工呼吸が必要になります。
全身麻酔 何秒で?
全身麻酔の場合 というお声がかけられ、点滴から静脈麻酔薬が投与されます(使用する薬剤の関係で、点滴のところに痛みを感じられる場合があります)。 20秒ほどで麻酔状態となり、その後は手術終了まで全くわかりません(意識が無い状態がとなります)。