全身麻酔法の特徴やメリット・デメリット、注意事項などをご紹介します。 . 全身麻酔法とは? 全身麻酔法は、医科の外科手術にも使用される麻酔法です。
全身麻酔のメリットは?
全身麻酔のメリットは、痛みと意識を取り除き、手術が安全・円滑に進められるという点です。 肺や心臓・肝臓・腎臓に問題がある場合は、手術を受けられないこともあります。 また、出血が多く、麻酔をかけると目を覚ますまでに時間が掛かり、手術後にすぐ帰宅できないというデメリットもあります。
全身麻酔の欠点は?
軽微ですが頻度の高い全身麻酔後の合併症として、吐き気、嘔吐、頭痛、寒気による震えがあります。 また、全身麻酔では人工呼吸が必要となりますので、口唇、歯牙の損傷、喉の違和感、嗄声も起こりえます。
全身麻酔の目的は?
全身麻酔とは 全身麻酔は「痛み刺激によっても覚醒しない薬剤性の意識消失」と定義されますが1)、薬によって手術侵襲による精神的および身体的な有害作用を防ぎ手術に適した状態をつくり出すことと捉えることもできます2)。 全身麻酔の3つの要素として鎮静、鎮痛、筋弛緩があります。
全身麻酔は何時間で目が覚める?
全身麻酔は手術時間に合わせて麻酔薬を調節しますので、通常は手術終了後まもなく麻酔から目が覚めます。 個人差が大きく、概ね2分~20分くらいで覚醒することが多いです。 全身状態の悪い場合、肝臓や腎臓の機能がかなり低下している場合、脳血管に問題のある場合は、麻酔の覚めに時間がかかることもあります。