麻酔は大きく局所麻酔と全身麻酔に分かれます。 局所麻酔は手術をする部分を含む体の限られた部分の麻酔で、全身麻酔は脳を含めたからだ全体が麻酔状態になり、どの部分の手術にも対応可能な麻酔です。 局所麻酔では、局所麻酔薬を手術する部分や、その部分の痛みを伝えている神経の付近に注射して麻酔を行います。
全身麻酔とはなにか?
全身麻酔について 全身麻酔は主に脳(中枢神経)に作用して、患者さんを眠らせ意識をなくす方法です。 全身麻酔薬は静脈から血液に投与する静脈麻酔薬(プロポフォール、チオペンタールなど)と、肺から血液に投与する吸入麻酔薬(笑気、セボフルラン、デスフルランなど)に分けられます。
局所麻酔の欠点は?
使用される局所麻酔薬はアレルギーが少なく、安全性が高いこと、日帰り手術が可能なこと等の利点があります。 しかし、じっとしていなくてはいけないので、幼児には不向き等の欠点もあります。
全身麻酔 何回まで?
短い期間に何度もかけても大丈夫? 続けて麻酔をかけても問題はありません。 検査や手術のスケジュールによっては、短い期間に何度も全身麻酔を受けなければならないこともあります。 麻酔薬は非常に短時間で体から排出される薬ですので、続けて麻酔をかけても影響はありません。
部分麻酔の種類は?
局所麻酔はさらに以下の3つの方法に分類されます。(1)表面麻酔法 麻酔薬を歯茎(正式には歯肉と呼びます)に塗って表面の感覚を麻痺させる方法です。 ... (2)浸潤麻酔法 痛みをとりたい部分の歯肉に麻酔薬を注射する、いわゆる歯科の麻酔です。 ... (3)伝達麻酔法 (図1) 下顎の奥歯は麻酔が比較的効きにくい場所です。