レビー小体型認知症では、パーキンソン症状や幻視、レム睡眠障害、自律神経症状がみられます。 末期状態では、パーキンソン症状や認知機能障害の悪化で常時介護が必要になります。 ちょっとした段差での転倒・転落リスクが高まるため、大変危険です。 さらに、自律神経症状によるふらつき・立ちくらみにも注意が必要です。
レビー小体型認知症 なぜ起こる?
レビー小体型認知症の原因は、「レビー小体」と呼ばれる異常なたんぱく質が神経細胞内に溜まることです。 レビー小体が神経細胞内に溜まると神経細胞が破壊されてしまい、さまざまな症状を引き起こします。 なお、レビー小体は、パーキンソン病の原因としても知られているものです。
レビー小体病 何歳から?
75~80歳の高齢者に多くみられますが、基本的に遺伝する病気ではありません。 ごくまれに30歳~40歳台の若年で発症することもあり、多くの場合、初期症状として手の震えなどのパーキンソン症状が認められます。
レビー小体型認知症ってどういうの?
レビー小体型認知症とは 記憶障害を中心とした認知症と、動作が遅くなり転びやすくなるパーキンソン症状、繰り返す幻視がみられます。 しかし、患者自身には病気であるという認識がありません。 男性の方が女性の約2倍発症しやすく、他の認知症と比べて進行が早いのが特徴です。
レビー小体型認知症の発症時期は?
そのためアルツハイマー病の病変がない純粋なレビー小体型認知症は「純粋型」。 脳の中にアルツハイマー病の病変がある場合は、「通常型」と分けられることができます。 純粋型は、発症年齢が40歳ぐらいからで初発症状はパーキンソン症状。 通常型は、70歳ぐらいで物忘れ症状から発症してきます。