妊娠22週以降の死産の原因としては、常位胎盤早期剥離、胎児の形態異常(致死的疾患)が多くなります。 妊娠高血圧症候群や管理されていない糖尿病なとの母体合併症、分娩時異常による死産は産科管理の進歩により、年次的には減少しています。
胎児死亡の原因は?
胎児死亡の原因はさまざまなものが考えられますが、胎児の異常(胎児水腫、先天奇形、染色体異常、感染など)、母体の異常(全身性疾患、妊娠中毒症など)、付属物の異常(臍帯の異常、胎盤の異常、羊水の異常など)が関与しているものと思われます。
子宮内胎児死亡 どうなる?
死亡胎児が子宮内に長く留まると、胎児の組織トロンボプラスチンが母体内に吸収され、フィブリノ−ゲン消費が起こり、播種性血管内凝固症候群(DIC)を発症することがある。
妊娠後期 流産 なぜ?
妊娠12週以降の後期流産は、お母さんの感染症や子宮の異常によるものが多くなります。 子宮奇形、頚管無力症、黄体機能不全、抗リン脂質抗体症候群などの自己免疫疾患などが理由として挙げられます。 これらお母さんのリスクについては、習慣流産(流産を連続3回以上繰り返すこと)の原因としてもあげられています。
死産 何ヶ月が多い?
自然死産数のうち、6割ほどが妊娠12週から19週で死産となっており、妊娠後期になると死産率はぐんと下がります。 また、同じように周産期死亡の動きについても調査されています。 周産期死亡率も死産率同様、年々減少しています。