妊活・妊娠中では、特に鉄が多く必要となるのは赤ちゃんが大きくなってくる妊娠中期から後期。 赤ちゃんの体や、臍帯(赤ちゃんと胎盤をつなぐ器官)と胎盤に鉄を貯蔵したり、循環する血液量が増加するため赤血球の量も多く必要になります。 また、授乳中も母乳を通して赤ちゃんに鉄を与えるため、出産後にも重要な栄養素です。
妊娠中 鉄剤 いつから?
そこで鉄剤を飲み始めて、貧血が改善するのは妊娠10週ごろです。 胎児の臓器がつくられるなど、最も成長に大切な妊娠6~10週に間に合いません。 また米ハーバード大の研究では、妊娠初期から中期に貧血だった場合、早産や低出生体重児が生まれるリスクがいずれも1・2倍を超えています。
妊娠性貧血 なぜ起きる?
原因 妊婦中は、妊娠が進行するにしたがって、血液量が約1,000mlも増加します。 赤血球、ヘモグロビンも増加しますが、それ以上に循環血漿量の増加が起こるため、その結果として血液が水増しされて薄くなり貧血を起こします。
妊娠後期 貧血 なぜ?
妊娠中期以降は大量に血液を作るために水分量が増えるのですが、血液の濃度は薄まってしまうので貧血の症状が出ます。 妊娠後期は赤ちゃんへの血液供給が増えるので、妊婦さん自身が鉄分不足になります。
妊娠 貧血 何週?
特に、赤ちゃんが大きく成長する妊娠24~32週が貧血になりやすい時期です。