しかし、食事で栄養が十分に摂れていない低栄養の状態では、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足し、脳がエネルギー不足の状態になってしまいます。 この脳のエネルギー不足が、認知機能低下の原因のひとつと考えられています。 4 авг. 2016 г.
高齢者はなぜ低栄養?
高齢者が低栄養に陥るきっかけはさまざまです 4)。 高齢夫婦のみや高齢者単独世帯、足腰の機能低下、運転ができなくなることによって食事の準備が難しくなる場合や、ストレスといった精神的要因、不規則な生活、孤独感といった社会的な要因、栄養知識の不足、などいろいろなことが原因となります 4) 7) 10)。
認知症の栄養状態は?
認知症と食事、栄養に関する多くの報告がある。 炭水化物を主とする高カロリー食や低蛋白症および 低脂肪食は、軽度認知障害や認知症のリスクを高める傾向にある。 個々の栄養素では確定的な結果は得られていない。 適度の飲酒が認知症の予防的効果があるという報告がある。
高齢者 たんぱく質不足 なぜ?
高齢になると身体の消化吸収力が低下するため、若い人と同じ量のタンパク質を摂っても、効率よく筋肉や血管にすることができません。 1日あたり必要とされるタンパク質の摂取量は、高齢者と若年成人(18~31歳)とでは必要量に差は無いとされています。
低栄養 なぜ起こる?
身体活動量が低下することで、1日のエネルギー消費量が減って、食欲が低下し、食事の摂取量が減少してさらに低栄養となります。 また、筋量や筋力の低下に加えて認知機能の低下など精神的な面の機能低下も加わると、さらに活動量が低下し、社会的な側面も障害され、日常生活に支障をきたすようになります。