認知症治療薬を突然やめると、服薬以前の状態まで戻る場合があります。 副作用があらわれたとしても、自己判断で服用をやめるのは危険です。 服用の中止を検討したい場合は医師に相談するようにしてください。
認知症の薬を飲まないとどうなる?
感情の記憶は残りやすい そのため、感情を伴った出来事の記憶は残りやすいと言えます。 なので、無理に薬を飲ませようとすると不安や怒りなどの感情が記憶に残ってしまいます。 認知症の方は認知機能が低下しても感情だけはずっと残り続けます。
抗痴呆薬の副作用は?
薬の副作用としては、(1)吐き気や嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛など消化器症状(2)不整脈の一種である「徐脈」(3)興奮しやすくなったり、頭が混乱する、などがあります。 「易怒性」(ささいなことで不機嫌になる、怒りだす)が少ないと思われるメマンチンも、感情が激しく高ぶる「激越」の副作用が出ることがあります。
認知症は薬で治りますか?
今のところ認知症を完全に治す薬はありませんが、アルツハイマー型やレビー小体型に対しては薬で症状の進行を遅らせることができます。 また認知症にともなって生じる不安・抑うつ・睡眠障害などは、抗うつ薬・抗不安薬・漢方薬などにより症状を軽くすることができます。
メマリーをやめたらどうなる?
メマリーの服用を途中でやめてしまうと、以前と全く同じ状態に戻ってしまうことがあります。 長い期間服用していて症状が良くなっていた場合も例外ではありません。 医師との相談なしで勝手にやめないようにしましょう。