高齢者は多くの薬を服用していたり、認知機能の低下により、飲み忘れや飲みすぎが起こりやすくなっています。 認知症を発症すると、薬の保管場所がわからなくなったり、服用したかどうかわからなくなったりします。
認知症 薬飲み忘れ なぜ?
認知症の方は「自分はどこも悪くない」と思っていたり、薬の必要性が理解できなかったりするなどの理由で医師の指示通りに飲めないことがあります。 認知症による理解力や判断力の低下が原因となっていることが多いです。 そのため、いくら家族が「薬を飲もう」「飲まないと良くならないよ」と伝えても飲むことが難しくなる場合があります。
なぜ薬を飲み忘れるのか?
飲み残し薬が生じる理由で最も多いのは、「服用するのをつい忘れてしまうから」65.8%。 次いで、「体調回復などにより飲む必要がなくなったから」30.0%、「指示通りに飲まなくてもよいと思うから」10.9%。 飲み残し薬がある場合はどのようにしているかを聞いた結果、最も多い回答は「保管しておく」で51.5%。
薬 飲んだかどうか忘れた 認知症?
認知症初期には比較的直近の記憶から失われるため、ついさっきのことも思い 出せなくなり、進行すると次第に昔のことも思い出せなくなります。 記憶障害のある方は、本人には薬を飲み忘れたとの自覚がありません。 そのためまずは、薬 を飲み忘れたことに本人が自分で気付けるような支援ができればよいと思います。
薬の飲み忘れ どうなる?
お薬を飲み忘れた時はどうしたらいいの? お薬の飲み忘れに気づいたときは「すぐに」飲みましょう! ただし、次のお薬を飲む時間が近いときは、1回分とばしてその時に飲むお薬だけにしてください。 2回分を一度に飲んでしまうと効きすぎたり、副作用が出る確率が高まりますので絶対にやめましょう。