認知症の方が昔の記憶ばかりを話すのは、ついさっき話した内容を忘れてしまうからです。 何度も同じ話をしても、話したこと自体を忘れてしまうのでまた同じ話を繰り返してしまいます。 最近の話は忘れてしまうことが多いので、自分の覚えている昔の話をしては忘れてしまい、また同じ話をするということになります。
認知症 なぜ忘れる?
まとめ 認知症によるもの忘れは、脳の細胞の機能が障害される、あるいは細胞そのものが壊れることで起こる認知症の中核症状の一つです。 加齢によるもの忘れとは違い、体験したことそのものを忘れてしまい、ヒントがあっても思い出せません。
高齢者 昔の話ばかり なぜ?
これは、高齢になると短期記憶を忘れやすくなるから。 「この人にこの話をしたな」という記憶が、すぐに抜け落ちてしまうのです。 一方で、子供の頃や若い頃といった長期的な記憶はしっかり残っています。 そこで、昔の話をつい繰り返してしまうことが起こるのです。
認知症 どんなことを忘れる?
認知症初期に見られる特徴として、昔の記憶ははっきりしているのに、新しいことを忘れるという特徴があります。 初期では数日中のことを忘れますが、やがて数分前の出来事も忘れるという状態になり、さっき聞いたことを3分もたたないうちに忘れてしまい、何回も同じことを繰り返して聞いたりします。
認知症 何記憶?
アルツハイマー型認知症では、短期記憶とエピソード記憶が早期から障害されます。 また日時がわからなくなることが多く、次いで場所、人などがわからなくなります。