感情失禁(感情のコントロールができない) 脳血管性認知症になると、様々な感情をコントロールすることが難しくなり、怒りや悲しみなどの感情が通常よりも激しく表れやすくなります。 このような症状は 感情失禁 と呼ばれます。 この感情失禁がうつ状態を引き起こす恐れもあります。
感情失禁 なぜ起こる?
情動失禁ともいう。 具体的には、些細な刺激で大喜びしたり激怒したり泣いたりするなど、感情が刺激とは不釣り合いに過度に出てしまう状態を指す1)。 主に脳血管性認知症や脳動脈硬化症の患者に見られる症状であるが、危機的状況や極度の緊張から開放されると起きることがある「泣き笑い」の状態も感情失禁に含まれる2)。
認知症 意欲低下 なぜ?
意欲低下の原因 認知症により脳に障害が起こると、以前よりも脳を働かせなければ周囲に馴染んでいけなくなります。 また、周囲との関わりの中で多くのエネルギーを使い心身共に非常に疲れやすくなってしまいます。 その結果、今までは楽しいと感じていたことが楽しめなくなります。
認知症の失禁は?
認知症の尿失禁は機能性尿失禁に分類されます。 膀胱や尿道などの排尿機能に問題があることで起こるものではなく、認知機能や理解力・判断力の低下が原因となって起こります。 そのため、「尿意を催したときはトイレに行く」「尿をトイレで排泄する」といった基本的なことさえも分からなくなります。
脳出血 見当識障害 なぜ?
脳の血管が詰まったり出血したりすることで、周辺組織が壊死し、機能が低下するため、もの忘れや見当識障害が生じます。