警察に届け出る 認知症の方が行方不明になった場合、まずするべきことは警察署に捜査依頼を提出することです。 時間が経てば経つほど認知症の方が遠くに行ってしまい、捜索が難航し発見が遅れる可能性があります。 また、発見までに時間がかかると認知症の方が事故や事件に巻き込まれる危険性もどんどん高くなります。
認知症 行方不明 どうなる?
行方不明となった場合、99.3%の人は1週間以内に保護されるなどして所在が明らかになることがわかっています。 生存していても、自宅から遠く離れた場所で保護されたり、保護されても認知症のため名前や住所を言えずに「身元不明者」とされるケースもあります。
認知症 迷子 なぜ?
何度も行っているはずの場所で迷うのはなぜなのか。 大阪大学大学院の佐藤眞一教授は「店内を歩いているうちに、『家からスーパーに来た』という直近の記憶が失われてしまう。 認知機能が低下しているため、周りを見ても自分がスーパーにいると理解できない。 地図上ではなく“認知上の道”で迷っているのだ」と解説する――。
認知症 行方不明 年間何人?
2020年中に認知症やその疑いで行方不明となり警察に届け出があったのは、前年より86人増の1万7565人だったことが24日、警察庁の集計で分かった。 12年の統計開始から毎年、過去最多を更新し8年で1.83倍になった。 214人は20年中に所在が確認できなかった。
徘徊 どうしたらいい?
認知症のご老人が徘徊をしたときの対処法は、「なぜ歩いているのか」という理由を尋ねるなど、 本人に寄り添って傾聴すること です。 傾聴することで、ご本人は安心して徘徊をやめることがあります。 また、安心させてから「帰りましょう」などと声がけすると、納得することもあります。