EAPCのガイドライン(2002b)では、レスキュー・ドーズは、経口で1日投与量の5~10%の速放性製剤を2~3時間ごとに投与すること、患者に適した投与量は患者ごとに投与量を調節して決定することを推奨している。
レスキュー薬 何回まで?
「レスキュー薬」(定期鎮痛薬では十分に痛みがコントロールできない際に臨時で服薬するオピオイド速放性製剤)を処方する際、薬が効き過ぎて副作用が生じるのではないかと考えて、「レスキュー薬は1日に4回まで」「定時薬の1日投与量の6分の1量まで」などと、使用制限を設けていないだろうか。
フェントステープの張り替え時間は?
適応は「非オピオイド鎮痛薬及び弱オピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における疼痛(ただし、他のオピオイド鎮痛薬から切り替えて使用する場合に限る)」であり、胸部、腹部、上腕部、大腿部などに貼付し、1日(24時間)ごとに貼り替えて使用する。
オプソ 何時間あける?
1回5〜10mgから開始し、鎮痛効果及び副作用の発現状況を観察しながら、用量調節を行うこと。 1日量を6分割して使用する場合には、4時間ごとの定時に経口投与すること。 ただし、深夜の睡眠を妨げないように就寝前の投与は2回分を合わせて投与することもできる。
アンペックレスキューの投与間隔は?
国内で利用可能なオピオイドとその特徴の表では、 アンペック坐薬の投与間隔は(定時投与)6~12 時間、(レスキュー薬)2 時間となってい る。