日本で初めて火葬が行われたのは700年(飛鳥時代)だといわれています。 ただ、当時の火葬は特権階級のみが行える埋葬方法だったため、庶民に広がることはありませんでした。 鎌倉時代に入ると火葬が一般庶民にも普及し始めますが、火葬には技術が必要であり技術発展も見られなかったため火葬と土葬の両方が用いられていました。
日本の火葬はいつから?
また、日本書紀には法相宗の開祖である道昭が700年に火葬されたと記されており、これが記録として残っている最初の火葬のようです。 さらに、702年に亡くなった持統天皇は天皇としては最初に火葬されましたが、それ以後天皇にならって一部の僧侶や貴族などの間で火葬が行われるようになりました。
なぜ日本は火葬になったのか?
日本で火葬が選ばれているのは、日本が仏教圏であることが一番の理由です。 古来、仏教伝来より以前(中国の儒教が国家宗教だった頃)は火葬が禁じられていましたが、長い年月を経て火葬が主流となりました。 現代では日本は世界一の火葬大国となっており、ほぼ100%の方が火葬を選択しています。
明治時代の火葬は?
また、明治初期は廃仏毀釈と神道の推奨から、仏教の流れを含む火葬が禁止されるようになります。 しかし、火葬の再開を望む声が多かったことに加え、土葬用の土地もなくなってきていたことから、この火葬禁止令は2年で撤回されました。 その後、火葬の衛生面での有用性が認められ、火葬が義務化されるようになりました。
火葬、いつから、世界?
すなわち、紀元 372 年に高句麗へ、紀元 391 年には百済へ、さらに、若干遅れて紀元 527 年に新羅へそれぞれ伝来した。 新羅が半島を統一したいわゆる新羅時代(紀元 676 ~ 935 年)及び高麗時代(紀元 936 ~ 1392 年)には、 仏教文化が開花するとともに火葬の風習も貴族社会に普及した。