リボソームを構成するRNAは核で、タンパク質は細胞質で作られる。 タンパク質はいったん核の核小体(nucleolus)に入って、リボソームとして組み立てられたあとに細胞質へ運び出される。
リボソームRNAの合成場所は?
真核生物のリボソームは,核小体で転写された rRNA 前駆体に約80種のリボソームタ ンパク質が結合すると同時に,rRNA 前駆体がプロセシングを受けるという,非常に複雑 な過程を経て合成される. その合成の場は,核小体から核質へ,さらに細胞質へと移り, 二つのリボソームサブユニットが完成する.
リボソームの生成場所は?
リボソームリボソーム ribosome 細胞内に存在する,タンパク質とRNAとの複合顆粒で,生体内でのタンパク質合成の場を形成している. 高等生物では,細胞質中の小胞体に付着して存在し,細胞をホモジネートするとミクロソーム分画中に含まれてくる.
mRNA どこで作られる?
伝令RNAともいう。 mRNAと略す。 mRNAは核内で酵素的に合成されてから細胞質に出て,リボソーム上に結合し,蛋白質合成におけるアミノ酸の配列を指定する遺伝暗号の役割を果たす。
リボソームは何でできているか?
リボソームは、数本のRNA分子と50種類ほどのタンパク質からなる巨大なRNA・タンパク複合体です。 全体として大小2つの粒子に分かれ、それぞれ 50Sサブユニット、30Sサブユニットと呼ばれています(下の表を参照)。 これらのサブユニットの中心部にはRNA分子があり、その表面には多くのタンパク質が結合しています。