細胞質やミトコンドリアに存在するRNA分子で、mRNAのコドンに対応するアンチコドンをもち、特定のアミノ酸と結合しリボソーム上での翻訳反応においてアミノ酸を供給する機能をもつ。
mRNA どこにある?
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「メッセンジャーRNA」の解説 伝令RNAともいう。 mRNAと略す。 mRNAは核内で酵素的に合成されてから細胞質に出て,リボソーム上に結合し,蛋白質合成におけるアミノ酸の配列を指定する遺伝暗号の役割を果たす。
転移RNAの役割は?
運搬RNA。 一般に略称でtRNAと呼ばれている。 遺伝情報からタンパク質が合成されるときに、アミノ酸をリボソームに運ぶ役割をもつ。
tRNAの合成場所は?
タンパク質合成系において,tRNA は mRNA 上の遺 伝暗号を,それに対応するアミノ酸へと変換する際のアダ プター分子である. tRNA は多種多様なプロセスを経て成 熟化され,タンパク質合成工場であるリボソーム上で機能 する.
転写はどこで行われる?
生物はたくさんの遺伝子をもち,必要なときに 必要なものが働くが,このとき,まず DNA の塩基配列が mRNA(メッセンジャー RNA, 伝令 RNA)の塩基配列に写し取られる。 この過程を「転写」といい,核内で行われる。