膵臓に含まれる消化酵素のひとつで、十二指腸に分泌されて食物中の脂肪を分解する働きをする。 とくに膵臓の異常を調べる検査です。
膵液はどこから分泌されるか?
すい液のはたらき 胃で消化された食べ物が十二指腸に入ると、十二指腸からホルモンが分泌(ぶんぴつ)され、その刺激(しげき)によってすい臓からすい液が送りだされます。 すい液は、十二指腸でさまざまな栄養を分解したり、胃液で酸性になった食べ物を中和するはたらきをしています。
ペプチターゼはどこから分泌?
これには膵臓でつくられて小腸で働くカルボキシペプチダーゼ、小腸でつくられて小腸で働くアミノペプチダーゼ、ジペプチダーゼなどがある。 ペプシン、トリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼは、不活性な前駆体としてつくられ、消化管内に分泌されてから活性化する。 なお、タンパク分解酵素はプロテアーゼともよばれる。
リパーゼは何を分解するのか?
次に膵臓からの消化酵素リパーゼの働きで、脂肪酸を一つつけたままのモノグリセリドと脂肪酸、グリセロールなどに分解されます。 水に溶けやすいグリセロールはそのまま小腸上皮細胞から吸収されますが、モノグリセリドと脂肪酸は、腸内に分泌された胆汁酸の働きによりミセルという親水性の非常に小さい分子に取り込まれ腸管から吸収されます。
トリプシン どこから分泌?
トリプシン(trypsin) 消化酵素の一。 膵臓 すいぞう から分泌され、腸内で活性化され、たんぱく質を加水分解してペプトンやポリペプチドにする。